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2009年5月 2日 (土)

ETCと登記識別情報(前にも書いたかな?)(笑)

GWいや大型連休、良いお天気に恵まれそうで、なによりです。今日から高速ETC割引が適用になるとかで、夜中から渋滞だったとのこと。ご苦労様です(^^)(私は、ちょっと片付け物でして・・・)

ところで、こんな話があるそうですね。
先日のTVタックルでのことですが、逢坂代議士(元ニセコ町長)が、
>「ETCで通過して暗号化するたびに、機械の会社は1個70円
>かそこらの課金が入るしくみで、ガッポガッポ」だと
言っておりました。

コレに対し、自民党の代議士は、「そんな根も葉もないことを」と否定していましたが、どうもそうでもなさそうです。
ETC(カード)システムと、ORSE
http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/200903170000/
ETCカードが発行されると(利用者が増えると)、国土交通省管轄の「財団法人道路システム高度化推進機構」に、暗号化の情報発行料が流れるようになっています。
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/03/post-5543.html
まあ、真偽のほどは、読者の判断に任せますが、火のないところに煙は立たないと申します(苦笑)

これを同職に話したら、「もしかしてオンラインシステムからのメールで同じことになっているのでは?」なんてと言われました。たとえば、
 申請・・・70円
 納付の連絡・・・70円
 添付書面の到着の連絡・・・70円
 完了証の連絡とそのお知らせ・・・70円+70円
 しめて350円。
 ○○先生は補正があったから420円とか(笑)。

・・・笑えないか。ああ、だからオンラインシステムを通過しないオンラインメールスキーム申請は、インセンティブ(5000円上限割引)が受けられないのか!と穿ってみてしまいますが、私はどうもそれだけではなく、登記識別情報の通知(発行)システムにも、課金システムがあるんじゃないか?なんて、感じております。

現存する2億5000万物件について、なんらかの登記申請が、一年間1400万件あるわけです。うち、権利登記の登記識別情報通知案件が、600万件平均と言われてます。一申請平均3物件としても、
 600万(申請)×3(物件)×70円=12億6000万円!
が、年間、某IT企業に課金され(バックマージンか保守費用か?)還流するのではないかと想像されます(笑)

いずれにせよ、こんな制度を残していると、無駄なシステムにお金が費やされ、国民の税金はちっとも必要なところに回っていかないのです。いい加減に、日司連は、きちんと情報を精査して、不動産登記法を改正する方向にもっていかねばなりません。次は、司法書士制度改正だなんて、ちんけなことを言ってないで、国民の権利を保全し、取引の安全を図る法律を改正するのが先ですよ。

だから見て御覧なさい。今度の登記研究734号。またしてもK宮山元補佐官が性懲りもなく、強弁をし、独自説を展開していますよ。最近の「登記研究」の劣化ぶりには、目を覆いたくなります。ちょうど「登記識別情報の提供方法(規則66、67条関連)」のところが載っていますから、またちかぢかコメントでもしますか?~ちょっとあきれちゃってますけどね(笑)~自民党PTでの議論は無視かよ!=国民無視だぜ!!